歌一首:オリオンに追われて病める

瀬谷こけし
日本歌人十一月京都歌会の拙詠一首:

  オリオンに追はれて病めるきみなればわたしの夢に空よりきたる

山中智恵子の『風騒思女集』の中の一首の、われときみを逆にしただけで、私の作品とは言い難いが、だがこうした趣向でも一つの繋がりが開かれ、智恵子の歌の矢をさらに継いで行くことができる。

「空よりきたる」は『梁塵秘抄』の「空よりまゐらむ」の継承。山中智恵子がそれをしている。

私の夢の中に山中智恵子さんが現れたことがあるということを根拠にした歌。
十一月の京都歌会(私はスクーリング授業で出られなかった)で最高点歌だったということで、気をよくしてここに紹介。

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